チンポー族(読み)チンポーぞく

百科事典マイペディア 「チンポー族」の意味・わかりやすい解説

チンポー(景頗)族【チンポーぞく】

中国,雲南省西部の徳宏タイ族チンポー族自治州(1953年成立)の山岳地帯などに居住する民族。ビルマ側のカチン族と同じ。言語チベット・ビルマ語系。かつて〈山官〉と呼ばれる世襲長老制が見られた。女性の独特の銀や竹筒装飾品,赤と黒の2色の巻きスカートなどが特徴。正月の〈目脳節〉の時には数百人もの人が広場に集まり太鼓伴奏で歌い踊る。約11万9000人(1990)。
→関連項目タイ[人]

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改訂新版 世界大百科事典 「チンポー族」の意味・わかりやすい解説

チンポー族 (チンポーぞく)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チンポー族」の意味・わかりやすい解説

チンポー(景頗)族
チンポーぞく

「カチン族」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のチンポー族の言及

【カチン族】より

…おもにミャンマーの山地に住む少数民族のひとつ。自称はジンポーJinghpawまたはチンポーChingpaw。中国では景頗族とよばれる。おもな居住地域は,ミャンマーのカチン州とシャン州の北部で,中国の雲南省やインドのアッサム州にも住む。言語的にはチベット・ビルマ語族に属し,豊富な接頭辞の体系をもつ。語順はビルマ語同様,主語―目的語―動詞の順に並ぶ。カチン族の中には,ジンポー族のほか,マル,ラシ,アツィなどの種族が含まれる。…

※「チンポー族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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