ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ツェツェス」の意味・わかりやすい解説
ツェツェス
Tzetzes, Johannes
[没]1180頃
ビザンチンの文献学者,文人。古代ギリシアの文学作品と故事に精通した典型的なビザンチンの学者で,ヘシオドス,ホメロス,アリストファネスなどの注解書を残した。主著は後世に『1000巻の書』 Chiliadesと呼びならわされた雑録で,神話,文学,歴史の広い範囲にわたり今日では失われた多くの書からの引用を含む。
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