つまされる(読み)ツマサレル

デジタル大辞泉 「つまされる」の意味・読み・例文・類語

つまさ・れる

[動ラ下一][文]つまさ・る[ラ下二]
強く心を動かされる。「人の情けに―・れる」
自分の身にひきくらべて同情哀切の念が起こる。「身に―・れてもらい泣きする」

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精選版 日本国語大辞典 「つまされる」の意味・読み・例文・類語

つまさ・れる

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]つまさ・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙
  2. 人などに対する愛情恩愛の情などによって行為判断が左右される。情にひかされる。恩愛にほだされる。
    1. [初出の実例]「ふつふつおもひつまされて」(出典:浮世草子・色道大皷(1687)一)
  3. わが身にひきくらべて気の毒に思う。自分自身にてらして共感する。身につまされる。
    1. [初出の実例]「我身につまされ、人しれず泣けるが」(出典:浮世草子・世間胸算用(1692)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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