つや消し糸(読み)つやけしいと(その他表記)dull yarn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「つや消し糸」の意味・わかりやすい解説

つや消し糸
つやけしいと
dull yarn

ダル糸ともいう。つや消し加工を施した化学繊維の糸。化学繊維を紡糸するとき,あるいは原料ポリマーを重合する際に,酸化チタンなどのつや消し剤の微粒子を添加してつやを消す。見た目にきらきらと光って映るのを嫌う和装品などに使う。つや消しの程度により,フルダル,セミダルと呼びならわす。つや消し加工には,原糸だけではなく,織物に仕上げてから表面バリウムチタン石灰などの金属塩をつや消し機によって付着させる方法もあり,化学繊維が普及しはじめた大正時代からすでに行われている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む