つや消し糸(読み)つやけしいと(その他表記)dull yarn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「つや消し糸」の意味・わかりやすい解説

つや消し糸
つやけしいと
dull yarn

ダル糸ともいう。つや消し加工を施した化学繊維の糸。化学繊維を紡糸するとき,あるいは原料ポリマーを重合する際に,酸化チタンなどのつや消し剤の微粒子を添加してつやを消す。見た目にきらきらと光って映るのを嫌う和装品などに使う。つや消しの程度により,フルダル,セミダルと呼びならわす。つや消し加工には,原糸だけではなく,織物に仕上げてから表面バリウムチタン石灰などの金属塩をつや消し機によって付着させる方法もあり,化学繊維が普及しはじめた大正時代からすでに行われている。

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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