ツリガネチマダニ(読み)つりがねちまだに

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ツリガネチマダニ」の意味・わかりやすい解説

ツリガネチマダニ
つりがねちまだに / 釣鐘血真蜱
[学] Haemaphysalis campanulata

節足動物門クモ形綱ダニ目マダニ科チマダニ属の吸血性のダニ。未吸血雌の体長3ミリメートル前後、吸血すると7ミリメートルほどになる。雄2.5ミリメートルほどで、光沢ある黄褐色を呈し、体前端に教会の鐘に似た形の触肢をもつ。モンゴル、中国、朝鮮半島と、日本では本州南西諸島に分布する。舗装の進んだ都心部では減少の傾向にある。発育各期がイヌの耳や趾(し)間に寄生し、十分吸血すると犬舎のすきまや小石の下に隠れるので、犬舎とその周りに殺虫剤を散布すると駆除できる。ヒトが刺されることはない。

山口 昇]

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