ツリシュスラン(読み)つりしゅすらん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ツリシュスラン」の意味・わかりやすい解説

ツリシュスラン
つりしゅすらん / 釣繻子蘭
[学] Goodyera pendula Maxim.

ラン科(APG分類:ラン科)の多年草。樹上または岩石上に着生し、垂れ下がる。茎は5~15センチメートル、十数枚の常緑葉をつける。7~8月、茎の先端が湾曲して直立し、多数の小さな白色花を密につける。北海道から九州台湾に分布する。名は、茎がつり下がった形態による。

井上 健 2019年5月21日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android