ティエラデントロの国立遺跡公園(読み)ティエラデントロのこくりついせきこうえん

世界遺産詳解 の解説

ティエラデントロのこくりついせきこうえん【ティエラデントロの国立遺跡公園】

1995年に登録された世界遺産(文化遺産)。コロンビア西部のカウカ県、北アンデスの山岳地帯にあり、サン・アグスティンに次ぐコロンビア第2の考古地区となっている。ここにあるのは、先住民の地下墓室である。6~10世紀に、やわらかい砂岩質の土地を掘って造られたもので、地下2.5~7mにある祭室を兼ねたと思われる墓室には、巨大な棺が置かれていた。内部は神や人間を象ったレリーフ顔料を用いた多彩色の幾何学文様などの装飾で覆われており、副葬品農具骨壺なども多数出土したことから、この地に高度な文明があったことが明らかになった。◇英名はNational Archaeological Park of Tierradentro

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む