普及版 字通 「テイ・ダイ・いもうと」の読み・字形・画数・意味
10画
[字訓] いもうと
[説文解字]
[字形] 形声
声符は弟(てい)。〔説文〕十二下に「女弟なり」とし、弟を亦声とする。前条に「(し)は女兄なり」「妹は女弟なり」とあり、妹と同義とする。〔爾雅、釈親〕に「長、稚を謂ひてと爲す」とあり、同姓異姓を問わず、いずれも年少の女をいう。さらに拡大して、諸侯に嫁する夫人に従う姪(てつてい)(めいなど、つきそい)をもいう。その姪の間では、年長を(じ)、年少をという。兄弟の妻をもとよぶことがある。
[訓義]
1. いもうと、同母異母を問わず年少の女をいう。
2. 兄弟の婦を弟婦という。
3. 夫人の嫁に従う衆妾のうち、年少の者をいう。
4. 正妻に対して、妾をいう。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 与女(よめ)、、女比(めひ)〔名義抄〕 ヨメ・ヒメ・ヲト・メヒ/ ヲトヨメ 〔字鏡集〕 ヲトト
[熟語]
▶・妾▶・姪▶・婦▶
[下接語]
群・従・小・姪・伯・良・令
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報