20世紀西洋人名事典 「ティトスキパ」の解説
ティト スキパ
Tito Schipa
1889.1.2 - 1965.12.16
イタリアのテノール歌手。
レッチェ生まれ。
1911年ヴェルチュリで「椿姫」でデビューした後、ミラノのダル・ヴェルメ劇場、スカラ座で活躍し、’19年アメリカに渡り、シカゴ歌劇団に所属。その後、’32年ニューヨークのメトロポリタン歌劇場にデビュー、以後、各地でオペラやリサイタル活動を続け、甘美な声と絶妙なフレージングとで独特の味わいを持ち、絶大な人気を得た。72歳でベルリンにおいて最後の独唱会を開き、’65年ニューヨークにて死去。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報