普及版 字通 「テイ・なく」の読み・字形・画数・意味
13画
[字訓] なく
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(てい)。〔説文〕二上に「號(な)くなり」とあり、号字条五上に「(な)くなり」とあって、号・號・を同義とする。号字条の〔段注〕に「号はくなり。そ號の字、古くは号に作る。口部に曰く、は号なりと。今は字は則ち號行はれて号廢す」とするが、号は神に訴えること、號は神聖なものの名號で、「く」意は、後起の義である。はと通じ、哀泣の意がある。
[訓義]
1. なく。
2. かなしみなく。
3. と通用する。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕・ ナク・サケブ・ホユ
[熟語]
呼▶・粧▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報