20世紀西洋人名事典 「ティナブルックス」の解説
ティナ ブルックス
Tina Brooks
1932.6.7 - 1974.8.13
米国のジャズ演奏家。
ノースカロライナ州フェイエッテビル生まれ。
別名Harold Floyd Brooks。
小柄だったことから「ティナ」の愛称を持つ。ニューヨクのイースト・ハーレムのスクールで音楽を専攻。1950年末、兄に代わってソニー・トンプソンのバンドに参加。’54年には和声と学理を学ぶ。’55年からライオネル・ハンプトン楽団に参加。リトル・ベニー・ハリスにジャズ奏法のノウハウを学ぶ。’57年末アルフレッド・ライオンと知り合い、Blue Noteのセッションに起用されたが、慢性麻薬中毒のため悲惨な晩年を送る。代表作に「ザ・コンプリート・ブルーノート・レコーティングス・オブ・ザ・ティナ・ブルックス・クインテッツ」等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報