デジタル大辞泉 「テイラールール」の意味・読み・例文・類語 テイラー‐ルール(Taylor rule) 中央銀行が設定する政策金利の適正値を算出する関係式。1990年代初頭に米国の経済学者ジョン=テイラーが提唱。→反応関数1[補説]「政策金利は、現実のインフレ率と目標値の差、および、現実のGDPと潜在GDPの差(需給ギャップ)に応じて決まる」という考え方に基づくもので、インフレ率や需給ギャップが上昇すれば金利は引き上げられ、低下すれば引き下げられる。これによって、中央銀行が行う金融政策を大まかに説明できるとされ、金融政策の予測や評価に用いられる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例