ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テオデュルフ」の意味・わかりやすい解説
テオデュルフ
Theodulf; Theodulfus
[没]821頃.アンジェ?
フランク王国の代表的神学者,詩人。カルル大帝に見出され,775年オルレアン司教。 781年フルリ大修道院長。カルルの死後,陰謀加担のかどでルイ1世に捕えられ,修道院に幽閉された。旅人や貧者のために救護施設をつくり,多くの聖堂を建立,再建した。詩人としてもすぐれ,『カルル大帝に寄す』 Ad Carolum Regem,枝の祝日に歌われる『栄光と賛美と栄誉』 Gloria,laus et honorを残しているほか,修徳,神学に関する著作がある。
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