枝の祝日(読み)えだのしゅくじつ(その他表記)Dominica in Palmis (Dominica palmarum); Palm Sunday

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「枝の祝日」の意味・わかりやすい解説

枝の祝日
えだのしゅくじつ
Dominica in Palmis (Dominica palmarum); Palm Sunday

キリスト復活祭前の日曜日をカトリックでは枝の祝日,プロテスタントではしゅろの主日 (祝日) という。この日キリストのエルサレム入城を記念する典礼をもって受難週が始る。カトリックではこの日の行列の式典に参加する者はしゅろまたは緑の枝を持つのが常で,しゅろの枝はキリストの勝利と参列者自身の成聖の希望の象徴として,また悪霊の敵意に対する守護として用いられる。これは人々が勝利の枝を持って天の門に現れるとき,神がこれを開きたもうという終末論的思想によるもので,種々の典礼と密接に関連し,現在では信徒はしゅろまたはかんらんの枝を聖堂に持参して祝別を願い,悪霊,天災,疾病を防ぐため,十字架像,聖水と並べて寝室,居間に飾っておく。

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