テトラセン(その他表記)tetracene

デジタル大辞泉 「テトラセン」の意味・読み・例文・類語

テトラセン(tetracene)

4個のベンゼン環が直線状に縮合した芳香族炭化水素アセン類の一つ。化学式C18H12 テトラセン環。

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改訂新版 世界大百科事典 「テトラセン」の意味・わかりやすい解説

テトラセン
tetracene



1-(5′-テトラゾリル)-4-グアニルブジレンの略称で,起爆薬の一つ。アミノグアニジン塩を希酢酸の存在下で亜硝酸ナトリウムNaNO2によりジアゾ化し合成する。

淡黄色のふわふわした軽い結晶で,見かけ比重0.5。真比重は1.7であるが圧搾しても見かけ比重は1.05程度にしかならず,あまり圧搾すると死圧になる。発火点は約140℃と低い。点火が容易で発生ガス量が多いが,爆発熱は663.5kcal/kgで,爆力は弱い。他の起爆薬と混合して用いられ,打撃感度高め,火着きをよくし,発生ガス量を高める。
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化学辞典 第2版 「テトラセン」の解説

テトラセン
テトラセン
tetracene

[同義異語]ナフタセン

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テトラセン」の意味・わかりやすい解説

テトラセン

「ナフタセン」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のテトラセンの言及

【火薬】より

…多くの起爆薬は少量でも点火されると必ず爆ごうに移行する。化合起爆薬としては,ジアゾジニトロフェノール(DDNP),雷汞(らいこう),アジ化鉛,トリニトロレゾルシン鉛(トリシネート),テトラセンなどがある。 工業化されている爆薬の多くは混合爆薬である。…

※「テトラセン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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