最新 地学事典 「テラライト」の解説
テラライト
theralite
ラブラドライト・かすみ石・チタン輝石質オージャイトを主とするアルカリ斑れい岩。かんらん石・方沸石・アルベゾン閃石・黒雲母・正長石を伴うことが多い。準長石を含むモンゾナイトと超苦鉄質岩の中間に位置するが,テラライトはエセックサイトより斜長石が少なく,準長石が多い。かすみ石閃長岩とは斜長石を含む点が違う。ボヘミアのDuppauに産するものにH.Rosenbusch(1887)が命名。ここのものはチタン輝石質オージャイト・バーケビ閃石・黒雲母・アンデシンに包まれたラブラドライト・かすみ石・斜長石のまわりのサニディン・りん灰石・鉄鉱石などからなる。国際地質科学連合(IUGS)の分類では,準長石斑れい岩の一種,かすみ石斑れい岩と同義。
執筆者:矢島 敏彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

