家庭医学館 の解説
てんかんとまちがえられやすいびょうき【てんかんとまちがえられやすい病気】
突然の意識消失をきたすものとしては、心臓の不整脈(ふせいみゃく)、起立時や排尿時などの急激な血圧低下による失神(しっしん)、ナルコレプシーなどの睡眠発作(すいみんほっさ)、糖代謝異常(とうたいしゃいじょう)による低血糖(ていけっとう)などがあります。
運動症状を示すものは、ジストニア(筋肉がゆっくりとねじれること)などの神経疾患による不随意(ふずいい)運動、低カルシウムによるテタニー(筋肉の断続的な収縮によるけいれん)などがあります。
また、心因性(しんいんせい)発作とてんかんは、しばしば区別がむずかしいことがあります。