最新 地学事典 「テンペル1彗星」の解説
テンペルいちすいせい
テンペル1彗星
9P/Tempel 1
木星族彗星の一つ(公転周期5.58年,直径5.66km,密度0.24〜1.25ɡ/cc,アルベド0.059)。不規則形状をもち,彗星活動度は低い。表面は低揮発性の物質で覆われ,衝突クレーターや噴気孔など多様な地形をもつ。米国のディープインパクトによる衝突探査では,結晶質の珪酸塩鉱物(≧1,000Kの高温を経験)や極低温(約40K)で凝縮した水,メタン,一酸化炭素など揮発性分子の氷を内部にもつことが明らかにされた。
執筆者:杉田 精司
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

