デイオタルス(その他表記)Deiotarus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デイオタルス」の意味・わかりやすい解説

デイオタルス
Deiotarus

[生]?
[没]前40
小アジアのガラチアの王。ガラチア西部にいたトリストボギイ族の族長ローマの忠実な同盟者としてミトラダテスと戦い,ポンペイウス (大ポンペイウス) に王の称号を許され,領土も拡大した。内乱期にはポンペイウス,ユリウス・カエサル,M.ブルーツス支持を変えた。内乱終了後も生涯その王国を保持した。前 45年にはカエサルの暗殺を企てた疑いで告発され,M.キケロの弁護を受けたこともあったが,前 44年カエサルの死で訴えは解消された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android