旺文社世界史事典 三訂版 「ミトラダテス」の解説
ミトラダテス(1世)
Mithridatēs Ⅰ
パルティア王(在位前171 (ごろ) 〜前138 (ごろ) )
イラン高原からメソポタミア地方にまで支配を拡大し,新都クテシフォンを造営した。またアケメネス朝の伝統を引き継いでサトラップ制を採用し,貿易路の整備も行った。治世中前半の鋳造貨幣には「ギリシアの愛好者」と刻まれているが,後半には「大王」の銘もある。
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