日本大百科全書(ニッポニカ) 「ディコリサンドラ」の意味・わかりやすい解説
ディコリサンドラ
でぃこりさんどら
[学] Dichorisandra
ツユクサ科(APG分類:ツユクサ科)の多年草。熱帯アメリカに30種が分布する。室内用の観葉植物として栽培される。レギナエ種は高さ30センチメートル以上になる。葉は暗緑色で主脈の左右に銀白色の鮮やかな縦縞(たてじま)が入り、葉裏は暗赤紫色。シルシフローラ種は高さ1メートル以上になり、葉の色彩模様は前種に似るが、やや鮮明度に欠け、古くなると緑葉となる。大株になると青紫色の花をつけ、ブルージンジャーの名で知られる。
通常は3~5号鉢に植え、冬は15℃以上を保つ。夏は日陰に置き、水を切らさないよう注意する。繁殖は挿木により、6~7月に茎を挿す。
[坂梨一郎 2019年6月18日]