ディルク(英語表記)Dilke, Sir Charles Wentworth

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ディルク」の意味・わかりやすい解説

ディルク
Dilke, Sir Charles Wentworth

[生]1843.9.4. ロンドン
[没]1911.1.26. ロンドン
イギリスの政治家。自由党左派に属し,王政に対し批判的で理論的には共和制主義者。 1868年議会に選出された。外交問題に通じ,80年第2次 W.グラッドストン内閣の外務次官。保守党と交渉し,84年の選挙法改正に伴う選挙区再配分の協約を成立させた。 85年スコットランドの自由党議員 D.クロフォード夫妻の離婚訴訟に,その夫人との関係から共同被告として召喚され,86年2月の第1審では無実判決が下されたが,同年7月総選挙で落選。さらに第2審で不利な判決を与えられ,政界から退いた。しかし 92年再び下院議員となり労働組合運動の専門家として活躍した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android