デクマ(その他表記)decuma

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デクマ」の意味・わかりやすい解説

デクマ
decuma

ローマ共和政期,属州に課せられた 10分の1税。穀物収穫の 10分の1,果実の5分の1が徴収されローマの国庫に入った。カルタゴのシチリア支配にならったもので,取税人 (プブリカニ ) が徴税請負を行なった。ユリウス・カエサルのときアシア請負契約が廃止され,皇帝アウグスツス (在位前 27~後 14) のときほかの属州でも次第に別の税制に変えられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む