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徴税請負 ちょうぜいうけおい

世界大百科事典 第2版の解説

ちょうぜいうけおい【徴税請負】

租税徴収の一方式で,国家が租税の徴収を一定の契約で私人に委託し,その私人(徴税請負人)自身の計算で徴収させることをいい,その制度を徴税請負制という。この方式,制度の利点は,ヨーロッパの絶対王政期の実態に即して考えた場合,(1)私的経営の方が効率的であり,徴税経費の節減をはたしうる,(2)豊凶を問わず一定の税収が確保できる,(3)契約額を先払い(貸付け)させて借入れの組織としても活用できる,などであったが,その反面,契約額以上の税収をあげて自己の利益の増大をはかる請負人によって,納税者は厳しく取り立てられる場合が多い。

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世界大百科事典内の徴税請負の言及

【地主】より

…小地主層のザミーンダールも地主としての土地所有権を奪われ,小作人に下落する者もあった(ザミーンダーリー制度)。同様の事情はインド北部,西部で有力であったタールクダールにも見られ,かつての大地主・領主層も徴税請負人,小作人に没落する者が続出した。このような没落地主,領主の不満が極度に高まり,それがインド大反乱(セポイの乱)の一因となったと考えられている。…

※「徴税請負」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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