デクレピテーション

最新 地学事典 「デクレピテーション」の解説

デクレピテーション

decrepitation

鉱物中の流体包有物を調べてその鉱物の生成温度を推定する方法。鉱物生成時に取り込まれた液体はその後冷却のため収縮し,そのために包有物の中に気泡を生ずる。鉱物を加熱すると,流体包有物の気泡はしだいに小さくなってついに消滅するが,この消滅する温度(充塡温度)を超えてもなお加熱を続けると,流体包有物内の圧力が急に上昇して鉱物にひびが入り,パチパチと音を立て破裂する(デクレピテート)ので,その音を観測して充塡温度を知り,それからもとの圧力を考慮してその鉱物の生成温度を推定する。H.S.Scott(1948),F.G.Smith et al.(1949)が開拓。破裂時の微小音を増幅記録しデクレピテーション温度(Td)を測定する。Tdは必ずしも生成温度を示さないが,その広域的解析は鉱床探査に応用されてきた。また,流体包有物のガス分析のため真空中でデクレピテートさせ,ガスの抽出に利用される。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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