デゾルミエール(読み)でぞるみえーる(その他表記)Roger Désormière

日本大百科全書(ニッポニカ) 「デゾルミエール」の意味・わかりやすい解説

デゾルミエール
でぞるみえーる
Roger Désormière
(1898―1963)

フランスの指揮者。ビシー生まれ。パリ音楽院作曲を学ぶ。サティのグループに加わって創作活動ののち、1924年指揮者としてデビュー。25~30年ディアギレフのロシア・バレエ団指揮者を務め、ストラビンスキープロコフィエフのバレエ作品の初演を手がけ、以来バレエ音楽権威として知られるようになった。その後パリのオペラ・コミック座、パリ・オペラ座フランス国立放送管弦楽団(現フランス国立管弦楽団)の常任指揮者を歴任。優雅で洗練されたリズム感の持ち主で、華やいだ気分の表出を得意とした。

[岩井宏之]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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