デテルミナント(その他表記)determinant

翻訳|determinant

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デテルミナント」の意味・わかりやすい解説

デテルミナント
determinant

決定子ともいう。 A.ワイスマンが生物の遺伝と発生を支配する細胞内の基本の粒子的単位として仮定したもの。彼は単位的構造が順次に「いれこ」となって構成されると考えた。すなわち最小の単位はビオフォア biophoreであり,これが組合わさってデテルミナントとなり,次いで後者が集合してイド Id,さらにイドが集って現在の遺伝子概念に対応するが,ただし異なるデテルミナントが各種分配されることにより細胞の分化が起ると考えた点で,遺伝子の同じ組合せが全身の全細胞に配られるという事実と異なっている。

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世界大百科事典(旧版)内のデテルミナントの言及

【生殖質】より

…1883年A.ワイスマンが提唱した生殖質説で想定した遺伝物質で,遺伝子に似た概念である。この説によれば生殖質は生物の遺伝と生殖に関与するデテルミナントdeterminant(決定要素)とよばれる単位から構成される。そして生殖細胞はその種に特有なあらゆるデテルミナントを含み,その構成を変化させることなく世代から世代へと伝達してゆく。…

※「デテルミナント」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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