デディチキ(その他表記)dediticii

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デディチキ」の意味・わかりやすい解説

デディチキ
dediticii

古代ローマ国家無条件降伏し,自身財産領地,町をローマにゆだねて恭順を示した個人共同体,国家をさす。ローマからは寛大に扱われた。彼らは市民権を一切もたなかったがその状態は一時的なもので,ローマによって,その身分はさまざまに決定された。また評判の悪い奴隷には解放後市民権を与えずに,デディチキとすることも定められている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む