での

精選版 日本国語大辞典 「での」の意味・読み・例文・類語

で‐の

  1. ( 断定助動詞「だ」の連用形「で」に、終助詞、または、間投助詞「の」の付いたもの )
  2. でな
    1. [初出の実例]「『どっこい、其手は喰ふまいわい、後にと言って玉をこかし、跡にて酷い目に逢はせうでの』『何のこっちに、其やうな事が』」(出典:歌舞伎・白縫譚(1853)七幕)
  3. …ですよ。…でしてねえ。また、…であって。…だから。
    1. [初出の実例]「わたしらか内なんぞは出好(ですき)での」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android