デポ剤(読み)デポザイ(その他表記)depot(s)

デジタル大辞泉 「デポ剤」の意味・読み・例文・類語

デポ‐ざい【デポ剤】

depot効力を持続させるために徐々に成分が放出するように作られた薬剤ホルモン注射剤に多い。持効性注射剤LAI(long acting injection)。

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精選版 日本国語大辞典 「デポ剤」の意味・読み・例文・類語

デポ‐ざい【デポ剤】

  1. 〘 名詞 〙 ( デポは[英語] depot から ) 効力が持続するよう徐々に成分が放出される薬剤。ホルモンの注射剤に多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「デポ剤」の意味・わかりやすい解説

デポ剤
でぽざい
depot(s)

注射用の持効性製剤。1回の注射で薬効が数日ないし数か月持続するようにつくられた注射剤で、ホルモン剤が多く、油性注射剤か懸濁性注射剤の形で適用されている。男性ホルモンではエナント酸テストステロン、プロピオン酸テストステロン、卵胞ホルモンではジプロピオン酸エストラジオール、プロピオン酸エストリオール、黄体ホルモンではカプロン酸ヒドロキシプロゲステロン、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの両者を含む配合剤では「EPホルモンデポー」などがあり、男性ホルモンと卵胞ホルモンの配合剤では「ボセルモン・デポー」「デポ両性」「プリモジアン・デポー」「ダイホルモン・デポー」「エスジン・デポー」などがある。

[幸保文治]

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