デュランタ(その他表記)Duranta repens; Brazilian skyflower; golden-dewdrop; pigeon berry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デュランタ」の意味・わかりやすい解説

デュランタ
Duranta repens; Brazilian skyflower; golden-dewdrop; pigeon berry

クマツヅラ科デュランタ属の総称で約 30種が含まれるが,園芸的にはデュランタ・レペンスとその園芸品種をさす。和名ハリマツリ,タイワンレンギョウなど。フロリダからメキシコ,南アメリカ,西インド諸島に自生する常緑低木または小高木で,高さは2~6mになる。葉は楕円状披針形で,対生または輪生。明るい緑色で光沢がある。花は頂生または腋生し,円錐状総状花序を成して下垂する。花冠は合弁で5裂し,直径 1cm前後。原種は藤色か青紫色であるが,白花品種の`アルバ'や花径が 2cm前後になる`グランディフローラ',紫色に白色の覆輪 (ふくりん) が入る`タカラヅカ',ライムグリーンの明るい葉色を観賞する`ライム'などがある。花後に実る橙黄色の果実も観賞できる。よく分枝して刈込みに耐えるので,熱帯や亜熱帯で,庭園樹や生垣にしばしば利用されている。よく日に当てて水はけのよい用土で育てる。冬は5℃以上に保つ。

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