デュランド(その他表記)Durand, Asher Brown

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デュランド」の意味・わかりやすい解説

デュランド
Durand, Asher Brown

[生]1796.8.21. ニュージャージー,ジェファーソンビレッジ
[没]1886.9.17. ニュージャージー,ジェファーソンビレッジ
アメリカの画家,版画家。 1812年に版画家 P.マバリクの弟子となり,J.トランブルの油彩画『独立宣言』の版画化で名声を得る。 35年からアメリカ大統領など名士肖像を描き,画家としても独立。 40年ヨーロッパに遊学,C.ロランやオランダの風景画家の作品に影響され,帰国後は風景画に専念,ハドソン川派の中心的存在となる。ナショナル・アカデミー・オブ・デザイン創立者の一人で,45~61年同会長。

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世界大百科事典(旧版)内のデュランドの言及

【缶詰】より

…それから約60年後フランスのパスツールによって細菌学的に加熱殺菌の理論が証明されるまでは,このような誤りが正しいものと信じられていた。1810年イギリスのデュランドPeter Durandは食品の貯蔵法およびガラス製容器,つぼ,ブリキ缶など,ふたをする容器に対して政府の特許を得た。方法はアペールと同様であるが,目的は容器として缶を使用することにあったので,デュランドをブリキ缶使用の開祖としている。…

※「デュランド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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