ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トランブル」の意味・わかりやすい解説
トランブル
Trumbull, John
[没]1843.11.10. ニューヘーブン
アメリカの画家。 1773年ハーバード大学卒業,75年アメリカ独立戦争に従軍し,短期間 G.ワシントンの副官をつとめる。 80年ロンドンに行き B.ウェストのアトリエに学び,独立戦争をテーマとする歴史画を描く。 87~89年のパリ旅行の際 J.ダビッドに会い,89~94年アメリカに帰国し独立戦争の立役者の肖像を描く。 1816~35年ニューヨークの芸術アカデミーの会長。 31年エール大学に自己の多数の作品を寄贈。代表作『バンカーズ・ヒルの戦い』 (1786,エール大学付属美術館) 。
トランブル
Trumbull, John
[没]1831.5.11. デトロイト
アメリカの詩人,法律家。いわゆるコネティカット・ウィッツの一人。エール大学在学中『ボストン・クロニクル』紙にイギリスの随筆新聞『スペクテーター』にならった『おせっかい』 The Meddlerと題する随筆を寄稿以来,さまざまな随筆や風刺詩を発表。代表作は,当代の教育を風刺した詩『愚鈍の進歩』 The Progress of Dulness (1772~73) ,独立戦争をふまえた長編風刺詩『マクフィンガル』M'Fingal (82) 。
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