ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「データセキュリティ」の意味・わかりやすい解説 データセキュリティdata security データの安全確保のための保護策。インターネットの急速な普及に伴い,ハッカーのような不当侵入者によるデータの改竄 (かいざん) などの人為的脅威からコンピュータシステム内のデータの機密やプライバシーを保護するため,だれもが自由にデータを引き出せないようにするデータ保護技術の重要性が高まっている。代表的な方法には,パスワード認証 (キャッシュカードのような暗証番号による) ,個人属性認証 (指紋や声紋による) ,公開鍵暗号方式によるデジタル署名 (サインを電子的に実現) ,暗号化 (当事者以外には読めないようにする) ,プロテクト (上書き禁止にする) などがある。またコンピュータウイルスによるデータ流出も多く,ワクチンソフトウェアによるウイルス検知,駆除も重要である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報