出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…秘密は,その帰属主体により,個人の秘密のほか,企業秘密,国家秘密などに区別することができるが,このうち,外交秘密や軍事秘密,そのほかの行政上の秘密(これらのうち重要な秘密を機密という)の保護のあり方は,現代の社会において,さまざまな問題を含んでいる。それは,これらの機密をもらした場合に刑罰を適用することによって保護すれば,行政上の情報が国民に伝達されることを妨げる結果となり,国民の知る権利や情報公開の理念に反した,〈行政の密室化〉をもたらすことになるからである。…
…一方,これらを知得しようとする外国からの諜報,謀略が行われる。したがって世界各国とも国家機密,軍事秘密を定め,その漏洩(ろうえい)の防止に努めるので,各国のあいだでは情報・対情報の激しい戦いが不断に実施されている。 日本にはかつて〈軍機保護法〉が存在した。…
…聖書ギリシア語のミュステリオンmystērionということばがラテン語に訳されたとき,そのままラテン書きにされてミュステリウムmysteriumとされる場合もあったが,一方儀礼用語として軍隊でも使われ,法的誓約の意味を含むラテン語のサクラメントゥムsacramentumもテルトゥリアヌス(225ころ没)のころからミュステリオンの訳語として用いられ,これが後に神学用語として欧米諸語の語源となった。日本では,キリスト教でも教会によって秘跡(カトリック),礼典,聖礼典(プロテスタント),聖奠(てん)(聖公会),機密(ハリストス正教会)などとさまざまに訳されている。 新約聖書の中に使われているミュステリオンということばは,当時の密儀宗教の用語と同じことばであるが,同じ意味で使っていない。…
※「機密」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新