デービークロケット(その他表記)Davy Crockett

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デービークロケット」の意味・わかりやすい解説

デービー・クロケット
Davy Crockett

アメリカの戦場核ロケット。誘導装置がなく,バズーカ迫撃砲などの筒状ランチャーから発射される。射程 7600m,口径 120mm,重量約 68kgの軽量型 (XM-28) と口径 155mm,重量約 169kgの重量型 (XM-29) がある。 1970年代初めまで,世界最小の核兵器 (0.25kt) であったが,使用の権限が下級指揮官に与えられていたために危険であるとして,60年代後期に部隊から回収された。

デービー・クロケット

「クロケット」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のデービークロケットの言及

【クロケット】より

…アメリカ西部開拓者。デービー・クロケットと呼ばれる。〈半身は馬,半身はワニ,……ミシシッピ川を踏み渡り,オハイオ川をひとまたぎ〉とみずから称した,なかば伝説的なフロンティア・ヒーロー。…

※「デービークロケット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android