ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トアマシナ」の意味・わかりやすい解説 トアマシナToamasina 旧称タマタブ Tamatave。マダガスカル東部,インド洋にのぞむ港湾都市。トアマシナ州の州都。 17世紀にポルトガル人が交易基地を設け,1811年からイギリス,14年からフランス,22年からはメリナ王国に領有され,95年にフランス支配が確立された。港は,南北のサンゴ礁が天然の防波堤をなす良港で,同国の貿易の大半を扱う。輸出品は,米,コーヒー,バニラ,コショウ,シナモン,砂糖など。輸入品は機械,織物など。食品加工を中心とする工業が立地。鉄道で南部の港湾都市マナカラなどと結ばれ,国内空港もある。 1986年サイクロンにより大被害を受けた。人口 14万 5431 (1990推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by