普及版 字通 「トウ・いたむ・うずく」の読み・字形・画数・意味
10画
[字訓] いたむ・うずく
[字形] 形声
声符は(冬)(とう)。〔広雅、釈詁二〕に「痛むなり」とあり、うずくような痛みをいう。痛とは激痛をいう。
[訓義]
1. いたむ、うずく。
2. かわいがる。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 比々良久(ひひらく)、、加由之(かゆし) 〔名義抄〕 ヒヒラク 〔字鏡〕 ヒヒラク・ヒルム・カユシ 〔字鏡集〕 ヤマヒ・ヒヒラク・イタム
[語系]
dum、痛・恫thongは声義近く、痛は中からふき出るような痛み、恫は心に憂えいたむことをいう。
[熟語]
愛▶・顧▶・死▶・腫▶・惜▶・痛▶・▶・熱▶・痒▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報