デジタル大辞泉 「トゥトゥ」の意味・読み・例文・類語

トゥトゥ(Desmond Mpilo Tutu)

[1931~2021]南アフリカ聖公会大主教。反アパルトヘイト運動の中心的指導者。1984年にヨハネスブルク主教。同年ノーベル平和賞受賞。ツツ

とう‐とう

[副]物を打ちたたいたり、板を踏み鳴らしたりする音を表す語。とんとん。
「縁―と踏みならし」〈義経記・二〉

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精選版 日本国語大辞典 「トゥトゥ」の意味・読み・例文・類語

とう‐とう

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. 鼓などが鳴りわたる音を表わす語。
    1. [初出の実例]「この巫女、〈略〉、つづみとうとうと打ち」(出典:貞享版沙石集(1283)七)
  3. 縁の板などを踏み鳴らす音を表わす語。
    1. [初出の実例]「大手鉾杖に突きて、縁とうとうと踏みならし」(出典:義経記(室町中か)二)
  4. 物を打ったりたたいたりする音を表わす語。とんとん。
    1. [初出の実例]「扇抜出し、銚子の長柄をとうとうと打て」(出典:虎明本狂言・二千石(室町末‐近世初))
  5. 水や波が勢いよくたてる音を表わす語。
    1. [初出の実例]「ねて夢をみる枕に浪の打てくるかしらの浪がいそにあたってうすをつく如なぞとうとうと打たぞ」(出典:玉塵抄(1563)五)
    2. 「たきのみづが、たぎりにたぎって、たうたうとおつるがごとくなり」(出典:説経節・をくり(御物絵巻)(17C中)七)

とうとうの補助注記

擬音語の「とんとん」に類するが、漢語の「とうとう(鼕鼕・鏜鏜・鞺鞳)」と似ているため、それと混用された面がある。


とう‐とう

  1. 〘 感動詞 〙
  2. 古代歌謡にみえる、はやしことば。
    1. [初出の実例]「総角(あげまき)や と宇(ウ)と宇(ウ) 尋ばかりや と宇(ウ)と宇(ウ) 離りて寝たれども」(出典催馬楽(7C後‐8C)総角)
  3. 剣道の時の掛け声
    1. [初出の実例]「兵法の師匠の所へ、大水の見舞に行てみれば〈略〉トウトウどこへどこへとのかけ声」(出典:咄本・鹿の子餠(1772)雪隠)

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普及版 字通 「トゥトゥ」の読み・字形・画数・意味

】とうとう(たうたふ)

つきたおし、ふみつける。〔後漢書宦者、曹節伝〕朱、事の覺露し、の其の身にばんことを知り、謀を興し、~省闥し、璽綬(じじゆ)を執奪し、陛下脅(はくけふ)し、~に(陳)・(竇)武び尹勳等を誅せり。

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】とうとう(たうたう)

広大なさま。盛んなさま。〔書、洪範〕無く黨無く、王たり。黨無く無く、王(へんべん)たり。反無く側無く、王正直なり。

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】とうとう

ものの盛んなさま。唐・柳宗元〔民を(み)る詩〕士は實(まこと)にたり 農は實にたり 工は實に(もうもう)たり 賈は實に融融(ゆうゆう)たり

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】とうとう

日の上るさま。よあけ。唐・盧綸臘日、咸寧王の部曲娑勒のを擒するを観る歌〕詩 山頭として、日將(まさ)に出でんとし 山下、獵圍(れふゐ)して、初日を照らす 林に獸り、未だ名を(し)らず 將軍、騎を促すも、人聲無し

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】とうとう(たうたう)

羽毛の垂れるさま。めぐるさま。往復して絶えないさま。また、高くこんもりとしたさま。清・王士禎居士山を望む〕詩 雲杳杳(えうえう)として、樹たり 息、誰(たれ)に憑(よ)つてか、老を問はん

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【滔】とうとう(たうたう)

ほしいまま。〔呂覧、音初〕辟(りうへき)誂越(てうゑつ)、濫(たうらん)の出づるときは、則ち滔の氣、慢の心感ず。

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】とうとう(たうたう)

絃声。唐・李賀〔秦王飲酒〕詩 頭(酒)酒を瀉(そそ)いで、酒星を邀(むか)ふ 金槽(上端の金飾り)の琵琶、夜たり

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【儻】とうとう(たうたう)

おおまか。〔漢書、史丹伝〕丹、人と爲り~弟(がいてい)にして人を愛す。貌、儻にして備はらざるが(ごと)きも、然れども心は甚だ密なり。故に尤も信を上(しやう)に得。

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】とうとう(たうたう)

うれえるさま。〔詩、斉風、甫田人を思ふこと無(なか)れ 勞心、たり

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榻】とうとう

の安楽椅子。

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】とうとう

痛。

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】とうとう

雷電の光り雨ふるさま。

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】とうとう

人品の高潔なさま。

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】とうとう

魚の多いさま。

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掉】とうとう

ゆり動かす。

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【討】とうとう

作戦。

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擣】とうとう

つきうつ。

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】とうとう

久しい。

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】とうとう

鼓の音。

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】とうとう

冗舌。

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【騰】とうとう

のぼる。

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【兜】とうとう

惑う。

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【頭】とうとう

頭痛。

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