普及版 字通 「トウ・たかつき」の読み・字形・画数・意味
13画
[字訓] たかつき
[説文解字]
[字形] 会意
祭の上部+豆。豆(たかつき)に肉を加える形。〔説文〕五上に「禮なり」とし、肉を豆上に加える形であるという。〔爾雅、釈器〕に「瓦豆、之れをと謂ふ」とあり、祭事に用いる素焼きの豆である。〔詩、大雅、生民〕「豆にに」の〔伝〕に「木なるを豆と曰ひ、瓦なるをと曰ふ」とする。登と字形が似ているが、登は車に上るときのふみ台の上に、足をそろえて立つ形。食器の豆(たかつき)は、そのふみ台の形と似ているが、上に肉をおく形が、これを以て祭る。これを捧げる形は(とう)である。
[訓義]
1. たかつき、すやきのたかつき。
2. 肉を供える豆(たかつき)。
3. 字はまた鐙(とう)に作る。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ノボル・タカシ・スナハチ・ナル・トモ・タツ・ノリ・ノル・ススム・アグ
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報