現代外国人名録2016 「トニーホワイト」の解説
トニー ホワイト
Tony L. White
- 職業・肩書
- 実業家 セレラ・ジェノミクス創業者 元PEコープ会長・社長・CEO
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1947年
- 出生地
- キューバ・ハバナ
- 学歴
- ウエスタンカロライナ大学
- 経歴
- 父は米国人、母はキューバ人。家庭が貧しかったため苦学して大学を卒業。1969年大手製薬会社のバクスター・インターナショナルに入社。’86年業務執行副社長まで昇進するが、’95年実験装置メーカーのPEコープに移籍。同社の技術を武器に遺伝子ビジネスに進出し、’98年5月セレラ・ジェノミクスを設立。遺伝子解析学の最高権威、クレイグ・ベンター博士を社長に就任させ、自らプロジェクトの総指揮を執る。2000年6月同社は人間の全遺伝情報(ヒトゲノム)を解読し、約30億の遺伝暗号の正確な配列を完了したと発表、日米欧政府が進めている国際ヒトゲノム計画が、民間企業の手によって政府の終了目標よりも2年以上早く解読されたとして話題となる。同解読情報により、がんの診断・予防薬をはじめ個人の体質などに合わせた画期的な医薬品の開発が加速するとして注目を集める。1995年〜2008年PEコープ会長・社長・CEO(最高経営責任者)。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報