ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トマサン」の意味・わかりやすい解説
トマサン
Thomassin d'Eynac, Louis de
[没]1695.12.24. パリ
フランスの神学者。教会法史の父と呼ばれる。ラテン名 Thomasinus。 1633年オラトリオ会に入り,43年司祭。リヨンやその他の同会神学校で数学,文学,神学を講じ,54~68年パリのサン・マロアール神学校教授。ガリア主義やジャンセニズムの信奉者たちの反対によって引退,研究著作に専念した。史的実証的教理神学の創始者の一人。主著『神学教理』 Dogmata theologica de Incarnatione,de Dei proprietatibus (3巻,1680~89) ,『ヘブライ語大字典』 Glossarium universale hebraicum (1705) 。
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