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談山神社 だんざんじんじゃ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

談山神社
だんざんじんじゃ

奈良県桜井市多武峰に鎮座する元別格官幣社。談山権現,多武峰大明神,多武峰社,大織冠社ともいう。祭神は藤原鎌足。鎌足の長子定慧 (藤原真人) の創建と伝える。例祭 11月 17日。『粟原寺三重塔伏鉢』 (国宝) を所蔵する。

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百科事典マイペディアの解説

談山神社【たんざんじんじゃ】

奈良県桜井市多武峰(とうのみね)に鎮座。〈だんざん〉とも。旧別格官幣社。藤原鎌足をまつる。701年摂津の阿威山から鎌足をここに改葬したと伝える。天下に異変が起きようとすると神像破裂,山上鳴動があるという。
→関連項目桜井[市]多武峰

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デジタル大辞泉プラスの解説

談山(たんざん)神社

奈良県桜井市にある神社。創祀は678年。祭神は藤原鎌足公。藤原鎌足の息子、定慧(じょうえ)が建立した十三重塔は国の重要文化財に指定。

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世界大百科事典 第2版の解説

たんざんじんじゃ【談山神社】

奈良県桜井市多武峰(とうのみね)に鎮座。藤原鎌足をまつる。大織冠(たいしよくかん)社,多武峯社ともいった。669年(天智8)没した鎌足は摂津国阿(安)威山(現,大阪府茨木市)に葬られたが,入唐中の長男定慧(恵)が帰朝後,弟の不比等と相談して多武峰に改葬,十三重塔を建てた。ついで堂を建て妙楽寺と称したのを草創とし,701年(大宝1)近江の彫匠高男丸の造った鎌足の木像を安置する殿舎を建て,聖霊院と号し,両者を多武峯寺と総称した。

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大辞林 第三版の解説

だんざんじんじゃ【談山神社】

多武峰とうのみねにある神社。祭神は藤原鎌足。鎌足の長子定慧が父の遺骸を阿威山より改葬し、妙楽寺を建立したのに始まる。日本唯一の木造十三重塔がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

談山神社
たんざんじんじゃ

「だんざんじんじゃ」とも。奈良県桜井市多武峰(とうのみね)に鎮座。藤原鎌足(かまたり)を祀(まつ)る。678年(天武天皇7)に鎌足の長子、僧定恵(じょうえ)が、父の遺骸(いがい)を大和(やまと)国多武峰に改葬し、十三重塔(国重要文化財)を建て、翌年には堂舎を建立して、妙楽寺と号したのがその初めであるという。なお現在の十三重塔は1532年(天文1)の再建である。701年(大宝1)に聖霊殿を設け鎌足像を安置した。のち醍醐(だいご)天皇から「談山権現(ごんげん)」、後花園(ごはなぞの)天皇から「談山大明神(だいみょうじん)」の号を賜り、つねに国家を鎮護する神として大きな崇敬を得た。江戸幕府から寄進された朱印領は3000石。明治の神仏分離政策により山内の多くの寺院は破却された。1874年(明治7)別格官幣社に列格。例祭は11月17日。和銅(わどう)8年(715)の銘がある三重塔伏鉢(ふくばち)は国宝に、絹本着色大威徳明王(だいいとくみょうおう)像や刀剣類6振、石灯籠(いしどうろう)などが国の重要文化財に指定されている。[熊谷保孝]

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世界大百科事典内の談山神社の言及

【多武峰】より

…本居宣長は《菅笠日記》に参詣記をとどめている。明治の神仏分離により,多武峯寺は談山(たんざん)神社となった。談山神社【熱田 公】。…

【多武峰猿楽】より

…奈良県多武峰(古くは〈たんのみね〉)の談山神社に勤仕した猿楽能。談山神社は明治以降の名で,古くは神仏混交で妙楽寺と寺社総合して単に多武峰と呼ばれることが多かった。…

【藤原鎌足】より

…大化改新の功臣で藤原氏の始祖。もと中臣連(なかとみのむらじ)鎌足。父は弥気(みけ)(御食子(みけこ),御食足(みけたり)とも)といい,推古・舒明朝に仕えた神官で,地位は大臣(おおおみ),大連(おおむらじ)に次ぐ大夫(まえつぎみ)。母もやはり大夫の大伴連囓(おおとものむらじくい)(咋子(くいこ)とも)の娘で智仙娘(ちせんじよう∥ちいさこ)といい,大連の大伴金村(かなむら)の孫。生まれたのは推古天皇の朝廷のあった小墾田(おはりだ)宮に近い藤原。…

※「談山神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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