20世紀西洋人名事典 「トマス・ネルスンページ」の解説
トマス・ネルスン ページ
Thomas Nelson Page
1853 - 1922
米国の小説家,外交官。
元・イタリア大使。
バァージニア州ハノーヴァー郡生まれ。
大学で法律を専攻し、司法界に進むが1893年作家に転じる。穏やかな南部の農園生活を賛美した地域主義的色彩の濃い「懐かしのヴァージニアにおいて」(1887年)や南部貴族階級の優雅な生活などを発表してロマンチックな南部のイメージを定着させる。又、1913年イタリア大使を務める。他の作品に「ニューファウンド川のほとりで」(1891年)、「ゴードン・ケイス」(1903年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報