ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トランスファー論争」の意味・わかりやすい解説
トランスファー論争
トランスファーろんそう
transfer controversy
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第一次世界大戦後ドイツの賠償金取り立てをめぐって、J・M・ケインズとB・G・オリーンの間で行われた論争のこと。賠償金という貨幣的移転(トランスファー)がどのようにして実物的移転となるかにつき、両者の見解が対立した。ケインズは、ドイツでは賠償金支払いのためまず増税をする必要があり、ついでそれを諸外国に移転するために輸出超過を創出しなければならず、そのためには交易条件の悪化、生活水準の低下は避けられないとした。これに対しオリーンは、ドイツでは購買力の減少によって輸入が減り、諸外国では受け取った賠償金のなかからドイツ商品を買うのでドイツの輸出増となり、交易条件の悪化なしに輸出超過を創出することができるとした。この論争は後の国際収支調整論の糸口となった。
[土屋六郎]
世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...
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