日本大百科全書(ニッポニカ) 「トリマ火山」の意味・わかりやすい解説 トリマ火山とりまかざんNevado del Tolima 南アメリカ、コロンビア中西部、首都ボゴタの西方約100キロメートルにある活火山。標高5215メートル。コロンビア・アンデスのセントラル山脈にある安山岩質の成層火山で、南北に流れるマグダレナ川とカウカ川の両河谷の間に、北隣の活火山ルイス火山(1985年に噴火し大災害を起こした)と並び立つ。1822年を皮切りに、1943年までに4回の爆発型中心噴火の記録がある。山腹には寄生火山が多い。山麓(さんろく)はコーヒーの産地。[諏訪 彰] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例