セントラル山脈(読み)セントラルサンミャク

デジタル大辞泉 「セントラル山脈」の意味・読み・例文・類語

セントラル‐さんみゃく【セントラル山脈】

Central Rangeパプアニューギニアニューギニア島中央部にある山脈同島東西に貫く脊梁せきりょう山脈であり、東のビスマーク山脈に続く。標高3000メートルを超える山々が連なる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セントラル山脈」の意味・わかりやすい解説

セントラル山脈
セントラルさんみゃく
Cordillera Central

西インド諸島中部,プエルトリコ島の脊梁山脈。島の南寄りを東西に延びる石灰岩山地で,西部のサンヘルマン付近から東へ約 80kmにわたって連なる主脈,その東に続く比較的低いカイェイ山脈,さらに北東に延びるルキヨ山脈から成る。最高峰は主脈中部にあるプンタ山 (1338m) 。熱帯雨林におおわれたルキヨ山脈にも,エルトロ,エルユンケなど標高 1000m以上の高峰がある。山地から流下するアレシボ,ラプラタ,ロイサなどの川は水力発電や飲料水用に広く利用されている。

セントラル山脈
セントラルさんみゃく
Cordillera Central

西インド諸島中部,ヒスパニオラ島の脊梁山脈。ドミニカ共和国の西部を占め,首都サントドミンゴの西から北西へ,ハイチとの国境まで約 200kmにわたって延びる。標高 1500~2400mの峰が多く,中部にそびえるドゥアルテ山 (3175m) は西インド諸島の最高峰。森林におおわれた斜面は急峻で,横断道路の開設が困難となっている。

セントラル山脈[フィリピン]
セントラルさんみゃく[フィリピン]

「コルディエラセントラル山脈」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「セントラル山脈」の意味・わかりやすい解説

セントラル山脈
せんとらるさんみゃく
Central Range

パプア・ニューギニア、ニューギニア島の背骨をなす山脈。西のビクター・エマニエル山脈から東のビスマーク山脈に至る、標高3000メートル以上の断続的な山地の総称で、広義にはオーエン・スタンリー山脈も含まれる。最高峰はビスマーク山脈中のウィルヘルム山(4509メートル)。同国の主要河川の上流部が集中し、山間の盆地や河谷の人口密度は高い。ビクター・エマニエル山脈付近のオク・テディなどで、大規模な銅鉱床が開発されている。

[谷内 達]

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