普及版 字通 「トン・チョウ・ゆみ」の読み・字形・画数・意味
11画
[字訓] ゆみ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は敦(とん)の省文。〔説文〕十二下に「畫弓なり」とあり、漆を塗った弓のことで、儀礼のときに用いる。〔子、大略〕に「天子は弓、侯は弓(とうきゆう)、大夫は弓」とあり、彫弓は弓。金文に弓矢・(りよ)(黒)弓矢を賜うことをしるす例が多い。みな儀礼用のものである。
[訓義]
1. ゆみ、朱のうるしをかけた弓、天子の儀礼用のゆみ。
2. 敦・と通用することがある。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ユカケ
[熟語]
弓▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報