最新 地学事典 「トンネル構造」の解説
トンネルこうぞう
トンネル構造
tunnel structure
結晶構造中にイオンや分子を吸着する空孔(トンネル)を有する構造。トンネルの形態には一次元の直線状(ホランダイトなど),二次元の平面状(セピオライトなど),三次元の立体(ゼオライト)がある。トンネル中にイオンや分子を取り込み,吸着・イオン伝導などの性質を示し,機能性材料として有用。ゼオライトでは鉱物種によってトンネルの形状・大きさが異なり,トンネル内に吸着される分子の種類も異なるため,特定の分子を選択的に吸着分離する吸着剤,触媒,分子ふるいとして広く利用される。
執筆者:三浦 裕行
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

