改訂新版 世界大百科事典 「トーネット」の意味・わかりやすい解説
トーネット
Michael Thonet
生没年:1796-1871
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…のちにル・コルビュジエが建築についてのマニフェスト(宣言)を書くときに言及したのが航空機やサイロ,高速客船であったことを思いあわせればよい。第2の例としては,ドイツの家具製作者M.トーネットによる曲木椅子の制作があげられる。彼は1840年代に,工場生産した曲木の部品からボルト・ナットおよびビスで椅子を組み立てる方法を考案した。…
… イギリスでは鋼鉄またはシンチュウ製で,揺り子,脚,座,背もたれを曲線構成にしたロッキング・チェアが1851年のロンドン万国博覧会に出品されて注目をあびた。60年代にはオーストリアのM.トーネットがブナ材の曲げ木によるロッキング・チェアを生産し人気を博した。また97年にはグラスゴーの家具メーカー,アレクサンダー商会は〈スウィング・ロッキング・チェア〉と呼ぶ,台座の上に固定されて揺れる書斎専用の椅子を製作した。…
※「トーネット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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